梅雨晴れのからりと明るい夏空を期待して。
先週の日曜日すなわち5月31日、目から溢れる雫は止まることを知らないように溢れ出した。そして6月7日、今日も同じように泣いている。
私の2020年夏を彩ってくれる予定だった現場たちは春のうちに消え去った。
夏と先述したが、春だってどこかに行ってしまった。
人生初の帝国劇場のEndlessSHOCK
自担の主演舞台
はじめて行く劇場
収入は減っているのに、チケットの返金は使う気になれなくて、早く10万円支給されないかな〜とぼんやり考えている。
1度はその公演を見るために払ったお金、気軽に使えないんだわ。
5月31日は丸山隆平主演舞台「パラダイス」の初日の予定だった。
ずっと地方に住んでた中高生のわたしに1回1万円以上する舞台のチケットを取って交通費1万円以上を払って東京に出てくることは容易いことじゃなかった。
進学と同時に上京してずっと観たかったまるちゃんの舞台が今度こそ観れると慌てふためいたあの日が懐かしい。しかも行ってみたかったシアターコクーンで面白そうなストーリーに最高な予感しかしないキャストスタッフ。
丸山担であり、舞台に立つ自担を観たいと思いながら、マクベスも泥棒役者も全部見捨ててきた人間だったからファンクラブでチケットが取れたときはすごく嬉しかった。
中止発表からもう1ヶ月半くらい経つのかな。頭ではどれだけ分かっていても、私にとってはじめての丸山くんの舞台はパラダイスであってパラダイスでないのだ。はじめてなんだからチケットくらい欲しかったな。フライヤーも欲しかったな。何も出来ずに終わろうとしているけれどあまり動くのもよくないよね。
2年か3年に1回あるかないかの舞台。トップアイドルが1000人入らない劇場で芝居をするには狭すぎる。でも芝居を観るならそれくらいがいい。高すぎる倍率。次はいつになるんだろうね。マスクしながらでも観るけど、大笑いしたり泣いたり、安心してマスク外せるならいろんな感情で芝居を受け取りたい。できることならパラダイスの悔しさはパラダイスで晴らしたい。
(わたしなんかより絶対丸山くんのが悔しいだろうけどわたしの思いもちょっとだけ語らせてくれ。ファンクラブ会員にくれたメッセージ動画だって未だに泣いてしまうから1回しか再生出来ていない。勝手に感情移入して勝手に舞い上がって勝手に悲しくなってたんだ。このブログを書き終えたってこの悔しさは消えないんだ。)
6月7日は「ふぉ〜ゆ〜meet梅棒 Only 1, not No.1」初日
去年の7月「SHOWBOY」は毎週クリエに通ってた。新作を見るたびに最高を超えてくるふぉ〜ゆ〜のことだから去年よりも多くチケットを取った。それぞれ個人の舞台も素敵だけど、やっぱりふぉ〜ゆ〜4人が揃ってるのが観たい。4人の、かっこよくてキレのあるダンス、センスのある面白さ、人がいいところ、いい意味で爆発してて、観客が絶対楽しくなれるそんな空間にまた行きたい。
緊急事態宣言中に毎日LINE送ってきてくれてありがとう。めちゃくちゃ楽しかったです。中止発表の日も落ち込みながら笑い泣きしてた。
リモートラインライブも腹筋出来そうなくらい笑ったし、いつもと同じようにミラクルを起こすふぉ〜ゆ〜が大好きだ!
解除されて街に人が溢れ出して、学校がしんどいのにふぉ〜ゆ〜からのLINEもお休み気味でちょっと寂しいな。。。
と、こんな具合に6月予定だったふたつの舞台に思いを馳せている。
オリンピックあるし6月好きな人たちが同時期に舞台やってるじゃん!とはしゃいでたあのころのわたしへ、そのふたつは中止になりもう劇場はずっと閉まったままです。喜べるのはあの時期だけなのでずっと喜んでてください。
もう中止だって聞きたくないしこんなに泣くほど辛い思いもしたくない。
ちょっとずつ再開してる劇場もあるようで、でもやっぱり感染予防策が第一で客席の間隔開けたりとかいろいろ制約あるんだろうな、と。
通路側に先に座ってて奥の人が来るとすいませんって言って座りながら鞄を膝の上に抱えてこっちもすいませんってなるあの感覚が懐かしい。劇場に行くことでしか味わえないことが山ほどあるんだよ。
配信とかスマホで簡単に再生とかできるインターネットに感謝するけれど、わたしはどうやら家で観るのは苦手なタイプらしい。
サブスクの映画さえ耐えられない。スマホを使っているとTwitterとかメールとか気になってすぐ画面を変えてしまう。劇場ならちょっと薄暗くてはじまる前のアナウンスとか、映画館なら予告編が流れてとか、ああいうのないダメなんだなと思った。心構え的なそんなに重いものじゃないけど、劇場アナウンスや予告編がものすごく意味があるものに見えてくる。(劇場アナウンスは絶対必要です。携帯、スマホの電源必ず切ってね。)
話が脱線したけどもサブスクでの映像配信が主流になっても劇場に通いたいと思った。
早く舞台で感情の濃厚接触したいな。